2023年09月26日

ビルを使用する上で大切な管理!特徴や管理方法について解説

生活になじみの深いビルですが、その管理について詳しく知っている人は少ないでしょう。
本記事ではビルを使用する上での管理について解説し、特徴や管理方法についても詳しく解説します。

ビル管理とはどんな仕事?

ビル管理という言葉自体は聞いたことがある人は多いと思いますが、ビル管理は具体的にどのようなことを行うのか理解している人は少ないでしょう。
一概にビルといっても、映画館や百貨店などの商業ビルや事務所が集まっているオフィスビル、さらにこの二つが合体した複合商業ビルなど、主に利用される用途はさまざまです。ビルの管理は、ビル利用者がストレスなく過ごせるように設備をメンテナンスすることが大きな役割です。 ビルの大きさによっても特徴があり、床面積3,000㎡以上のビルは管理方法がビル管理法で定められています。床面積が大きくなれば管理の方法も異なり、十分に管理する必要があるのです。

昔と現在のビル管理方法の違い

ビル管理は一昔前と現在では方法が異なっていました。ビルは不特定多数の人が使う施設で、設備も目的に合わせて異なります。ビルには電気設備や動力設備など専門的な設備があります。ここではビル管理方法の昔と現在の違いについて解説します。

連絡がきっかけでメンテナンスを行う昔のビル管理

昔のビル管理は、ビルを日常的に使っている人に何らかの故障が起きた場合、にビル管理会社に連絡して、不具合や故障を直すのが一般的でした。大きな高層ビルなどが建てられ始めた1980代は比較的新しいビルが多かったことから、メンテナンスについて、さほど神経質ではなかったとされています。

日常的にメンテナンスを行う現在のビル管理

ビルという建築物は使っていれば、徐々に劣化していくものです。ビルに限った話ではありませんが、メンテナンスも行わなければ長期間の使用は難しいものです。
老朽化の観点からビルの管理方法も昔とは異なり、現在のビル管理は日常的な点検やメンテナンスをすることが多くなりました。安全の考え方が昔と今では大きく変わっています。

多岐に及ぶビル管理の仕事

ビル管理と一言でいっても、管理内容は多岐に及びます。ビルには住宅と一緒で電気や空調、水道など設備が多くあります。排水溝の詰まりや電球が切れるなどの小さいこともビル管理に含まれます。細かいビル設備の場合にはビル管理会社に連絡しないこともあり、管理者が直接行うこともあります。
ビル管理法に指定されている場合には水や空気の検査、害虫の駆除などを定期的に行う必要があります。

ビルの管理において注意すべきポイントとは?

ビルにはあらゆる設備があります。ここではビル管理において特に注意すべきポイントについてご紹介します。

悪臭や詰まりの原因になる排水管

ビルには多くの配管が通っています。長年利用することで排水管は劣化します。通常に使用をしていても錆が付着して臭いの原因になりますし、雨水などによって溜まる泥汚れは詰まりの原因になるので、定期的にメンテナンスをする必要があります。

1年に1回の清掃が義務付けられている貯水槽

貯水槽の清掃は、水道法で義務付けられています。1年に1回が決まりになっていて、目には見えないところで砂やゴミが溜まってしまいます。水垢がこびりついてしまうケースも多いです。貯水槽は飲料水用なので衛生管理が必要で、日光を浴びるだけでも藻が繁殖する可能性があるデリケートな部分です。

必要不可欠な空調設備

夏や冬など季節に合わせて空調を利用することは多いでしょう。空調は普段からのこまめな清掃が欠かせません。空調は長年使用していると埃やカビがフィルターに付着します。そのまま使用していると汚い空気を吸ってしまうことになるため、定期的なメンテナンスが必要です。

義務付けられている消防設備点検

消防設備の点検は法律で義務付けられています。点検の結果を消防署に報告する必要もあります。
消防設備は命や安全を左右するものなので、火災時には正常に作動しなくてはいけません。消防設備の動作確認は、ビル管理において最重要ともいえる業務です。

まとめ

ビル管理は長期的にビルを使用するために必要な設備メンテナンスをする仕事です。スーパーや映画館、事務所に限らずビルを管理する必要があります。現在では日常的にビル管理が行われており、空調や配管、貯水槽など箇所によっても管理方法が大きく異なります。 「株式会社三愛サービスセンター」では、訓練された専門スタッフがビル管理を行っています。空調や配管、消防設備など幅広く取り扱いいたします。日常的な管理から急なトラブルまで安心して任せられる環境が整えております。ぜひ当社をご利用ください。